飲み合わせや食べ合わせに気をつけないと、体調を治すために飲んでいる薬が、逆効果になってしまう可能性もあります。

アルコールと一緒に薬を飲んではいけない!

薬には、飲み合わせや食べ合わせによって効果が変わってくるものがあります。
薬の効果を最大限に発揮するためにも、気をつけるようにしましょう。

例えば、解熱・鎮痛剤と一緒にお酒を飲むと、胃腸を痛めやすいので、注意しなければなりません。

また、精神安定剤や睡眠薬もお酒と一緒に飲むと、薬の作用が強まるので危険です。
睡眠薬とお酒の併用は昏睡状態に陥る危険性があるので避けましょう。
その他、高血圧の薬は、アルコールの持つ血管を広げる作用との相乗効果で血圧を下げ過ぎてしまい、めまいを引き起こす危険性があります。

糖尿病の薬も、アルコールとの相性が最悪です。
アルコールは肝臓の代謝能力で分解されますが、肝臓に強い負荷がかかると、肝臓がブドウ糖を生成できなくなります。
ここで糖尿病の薬が血糖値を下げるために働いた場合、低血糖になって意識を失うかもしれないのです。
糖尿病の薬の中には、アルコールと併飲すると副作用が強くな出るものもあり、とても危険なのです。

薬とアルコールは基本的に相容れないものだと心得ましょう。

牛乳やグレープフルーツは特定の薬と相性が悪い

体調を崩したときに、抗生物質を処方されることも多いと思います。
抗生物質を飲むときに気をつけてほしいのは、牛乳です。
牛乳はカルシウムなどの栄養素が多い食品です。
牛乳に含まれているカルシウムが、一部の抗生物質の効き目を弱くしてしまうのです。

血圧を下げるカルシウム拮抗薬(特にジヒドロピリジン系のカルシウム)を飲んでいる人はグレープフルーツに気をつけなければなりません。
もちろんこれにはグレープフルーツジュースも含みます。

グレープフルーツに含まれる成分が薬の代謝を遅くし、血液の中に薬の成分が長くとどまってしまうのです。
その結果、急な血圧の低下などを招く危険があります。

貧血の治療中でもお茶を飲んで大丈夫、ただし風邪薬とお茶は合わない

以前は「鉄欠乏性貧血の治療に使われている鉄剤は、紅茶や緑茶などと一緒に飲んではいけない」といわれていましたが、最近の研究結果ではほとんど影響がないと分かりました。
ただし、お茶の種類によってはカフェインが多量に含まれているため、無水カフェインを含む風邪薬と一緒に飲むと、頭痛の原因になってしまう可能性があります。

効果を最大限に発揮させるためにも薬は白湯やぬるま湯で

薬は、やはり水で飲むのが一番です。
そして冷たい水より白湯やぬるま湯で飲むことをおすすめします。

白湯やぬるま湯は、胃を温めて血液の流れをよくするので冷たい水で飲むよりも薬の吸収が速くなるのです。

また、水を多く飲むと薬が溶けやすくなるため、効き目がきちんと表れます。
さらに粘膜に薬がつきにくくなるため、胃や食道を保護する効果も見込めます。
少量の水で飲もうとすると薬が粘膜についてしまい、炎症を引き起こす可能性があるのです。
高齢者だけでなく若い人でも水の量には十分にご注意ください。
目安はコップ1杯(約200ml)以上の量の水で飲むことをおすすめします。