健康のために、肉を控えなくてはと、勘違いをしていませんか?
イキイキとした脳や老化予防のためにカギを握っているのは肉なのです。

疲労回復には鶏の胸肉と豚肉、さらには老化予防にも!

毎日の食卓に、一度は肉が並んでいますか?
肉には長生きに欠かせない栄養素がたっぷり含まれているのです。

牛肉や豚肉と比べて脂肪分が少ない鶏肉はとてもヘルシーです。
鶏の中でもおすすめしたいのがむね肉の部分です。

鶏の胸肉には「カルノシン」という成分が多く含まれています。
カルノシンには筋肉が疲れた際に分泌される乳酸を中和し、疲れを軽減する効果があるのです。
他にも、抗酸化作用があり、老化防止にも効果を発揮してくれます。

さらに、肝臓の働きを助けてくれる必須アミノ酸の「メチオニン」を多く含んでおり、お酒を飲む人にはかかせません。

鶏の胸肉はパサパサとして苦手という人は、下処理の段階で酒と塩をもみ込んでおくと、肉がとても柔らかくなって美味しく食べることができます。

次にお勧めするのが豚肉。
豚肉にはビタミンB1がとても豊富です。
肉類は基本的にビタミンB1が豊富ですが、豚肉には牛肉の約10倍も含まれています。

ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える効果があるので、疲労回復に役立ちます。
ですが、ビタミンB1は、尿や汗から排出されやすいいう弱点を持っています。

それを防ぐためには、玉ねぎやニラ、ニンニクなどに多く含まれている成分「アリシン」と一緒に食べるようにすれば、吸収が良くなります。

豚肉を食べる際は、アリシンの多い野菜と一緒に炒めものにするといいでしょう。

L-カルニチンが多い羊肉は認知症の防止につながる

体内の脂肪の燃焼をサポートする「L-カルニチン」という成分を知っている人も多いはず。
最近もダイエット効果で話題になりました。

この成分は、牛肉や豚肉にも含まれていますが、一番多く含まれているのは羊肉なのです。

さらに昨今、L-カルニチンは脂肪の燃焼をサポートするだけでなく、脳にも重要な働きをしてくれることが分かりました。

脳の中には、学習能力や記憶力を高めてくれる「アセチルコリン」という神経伝達物質があるのですが、このアセチルコリンの合成にL-カルニチンが欠かせないのです。
マウスを使った動物実験によると、老齢のマウスにL-カルニチンを与えたところ、脳内にアセチルコリンの量が増え、記憶力や学習能力が向上しました。

またL-カルニチンには脳細胞を減らさない役割があります。
脳の神経栄養因子のような働きをして、脳の神経細胞を活性化し、歳とともに減っていく細胞を減らさないように食い止めてくれるのです。
つまり、羊肉は認知症防止にも効果的ということ!
いろいろな種類の肉を適切な量で、積極的に食べるようにしたいものですね。

主な食肉の特徴

  • 鶏肉:脂質の少ない部分が多い。むね肉にはカルノシンが豊富。
  • 豚肉:ビタミンB1を多く含む。
  • 牛肉:赤身には鉄分や必須アミノ酸を多く含む。
  • 羊肉:Lーカルニチンの他、ビタミンEやコラーゲンが豊富。
  • 馬肉:牛や豚に比べてカロリーが低く、カルシウムが豊富。