極端な食事制限はNGです。
長生きするためには美味しいものを食べるようにし、ストレスを減らしましょう。
コレステロールは敵とは限りません。

がん細胞を増殖させる急激なダイエットの怖さ

がんになってしまった患者の中には、独自の食事療法に取り組む人がいます。
ですが、食事療法に取り組んで体重を減らした結果、あっという間に亡くなってしまうという人も決して少なくはないのです。

摂取カロリーを減らして、肉を食べず、ほぼ玄米や野菜だけの食事に切り替えると体重はガクンと落ちます。
しかし、体の抵抗力まで落ちて、結果的にがん細胞が増殖してしまうことがあるのです。

その理由として、コレステロールの減少が考えられます。
コレステロールは血中に含まれる脂質ですが、細胞膜を作り、さまざまなホルモンのもとになる成分です。
急激に体重を減らすことでコレステロールが減り、細胞膜がもろくなると、がん細胞の増殖を許してしまいます。
たとえがんでなくても、脳出血や感染症、うつ病などの原因になり得るのです。

個人の判断による食事療法では栄養バランスが崩れやすいのはもちろんのこと、食べないことで、ストレスもたまりやすくなります。
健康寿命の大敵といえるでしょう。

好きなものを食べて幸せ気分で寿命を延ばす

マウスなどの小動物では、カロリーを制限すると寿命が延びることが分かっています。
ですが、アメリカ国立老化研究所が23年に渡って行った「サルのダイエットの研究観察」の中間報告によると、アカゲザルでは、カロリーを制限しても寿命は延びないことが判明したそうです。
極端なダイエットを行うよりも、食事を楽しんでこそ、長生きできるのです。